2014年3月12日水曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第十四回

直前になりますが、読書会のお知らせです。
*読書会にご参加いただくには事前に登録が必要です。

日時:3月14日(水曜日) 18時30分-21時
場所: 都内某所
範囲:第一部第三章「概念的人物」 135-147頁
      第四章「哲学地理」 148-?頁
担当:大久保

今回も、諸般の事情により、場所については
登録している方のみにお知らせします。

今月から金曜日に読書会を開催することに変更しました。
月の第何週かはまだ確定できていません。
これに関してはもう少しお待ちください。

今回は、まず「概念的人物」の最後の部分を読みます。
概念、内在平面、概念的人物の相互の関係を規定した上で、
D&Gは、オピニオンから普遍的な知を引き出そうとする伝統的な哲学とは異なる、
彼らなりの哲学像を示します。
それは、一種の構築主義であり、問題に対する答えよりも
問題自体の斬新さ、面白さを重視する哲学と言えるでしょう。

そして、もし時間が許せば、次章「哲学地理」の冒頭だけでも
読みたいと思います。
この章では、D&Gのこれ以前の著作で展開されてきた
歴史分析に哲学の問題が接続されることになります。
国家や資本主義と哲学はいかなる関係にあるのか。
冷戦終結直後に書かれたこの本が与える展望は
現代のわれわれにとっても意味深いものがありそうです。