2014年5月13日火曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第十六回

読書会のお知らせです。
*読書会にご参加いただくには事前に登録が必要です。

日時:5月16日(金曜日) 18時30分-21時
場所: 学習院大学 
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:第一部第四章「哲学地理」 149-166頁
担当:大久保

今回も学習院大学の一室をお借りして
行います。

前回からようやく「哲学地理」の章に入ることができました。
帝国国家とポリスという二つの政治体に
超越的脱領土化と内在的脱領土化の運動をそれぞれ見て、
古代ギリシアの哲学は、
ポリスにおける相対的脱領土化と思考の絶対的脱領土化の出会いから
誕生したと語るのが今回の範囲になります。
それと合わせて、ヘーゲルやハイデガーの哲学史観が
批判されることになります。
哲学の誕生は必然ではなく、偶然であり恩寵であったというのが
ドゥルーズ&ガタリの考えです。
また、形象と概念の違いも今回の範囲のポイントになりそうです。