2014年6月16日月曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第十七回

読書会のお知らせです。
*読書会にご参加いただくには事前に登録が必要です。

日時:6月20日(金曜日) 18時30分-21時
場所: 学習院大学 
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:第一部第四章「哲学地理」 154-169頁
担当:大久保

今回も学習院大学の一室をお借りして
行います。

今回は「哲学地理」の続きです。
まず、形象と概念の違いを確認することで
超越的脱領土化と内在的脱領土化の違い、
宗教と哲学の違いを明らかにした上で、
ギリシアにおける哲学の発生が
相対的脱領土化と絶対的脱領土化の出会いとして
語られます。
このへんは前回ご紹介したとおりです。

ギリシアにおける哲学の発生を必然として語る
ヘーゲルとハイデガーに対して、
D&Gがこの発生を偶然として、恩寵として語るとき、
そこに何が賭けられているのか、
明らかにするあたりで今回は終わりになりそうです。
もし可能なら、近代以降の資本主義の誕生と
哲学の関係を少し見てみたいと思います。