2014年9月14日日曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第二十回

読書会のお知らせです。
*読書会にご参加いただくには事前に登録が必要です。

日時:9月19日(金曜日) 18時30分-21時
場所: 原宿某所 
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:第一部第四章「哲学地理」176-196頁
担当:大久保

遅々として進まない読解ですが、
今回も「哲学地理」の最終部分を読みます。
果たして今回でこの章を読み終わることができるかどうか...。

まず、「哲学地理」という章名の由来ともなっている、
西欧各国における哲学の違いが論じられた箇所を読みます。
哲学史の知識が要求される箇所ですが、
できるかぎりパラフレーズしながら読めるように準備したいと
思います。

次に、今日、哲学が展開されている民主主義国家が
資本主義と共犯関係にあることが強く批判され、
民衆に呼びかけることこそが哲学の本領であることが
強調されます。

最後の「例9」では、彼らの「出来事」概念が
ニーチェやフーコー、さらには革命と関連して
考察されます。

もし可能ならば、第二部である次章「ファンクティブと概念」の
冒頭だけでも読んで、D&Gの考える科学と哲学の違いに
少し触れられればと思います。