2014年7月17日木曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第十八回

直前になりますが、読書会のお知らせです。
*読書会にご参加いただくには事前に登録が必要です。

日時:7月18日(金曜日) 18時30分-21時
場所: 学習院大学 
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:第一部第四章「哲学地理」 162-173?頁
担当:大久保

今回も学習院大学の一室をお借りして
行います。

今回も「哲学地理」の続きです。
前回の範囲では、古代ギリシアにおける哲学の発生が
ギリシア社会の相対的脱領土化と
哲学者の思考の絶対的脱領土化との出会いとして語られ、
それとは対照的に哲学の発生を必然とする立場の
ヘーゲルとハイデガーが批判されました。

今回は、ヘーゲルとハイデガーへの批判を復習したのち、
近代の国民国家における哲学の存在が、
資本主義による相対的脱領土化との関係で論じられる箇所を
読みたいと思います。
これ以降、資本主義や国家を暗黙に肯定する現在の哲学に対して
強烈な批判が加えられていきます。
ユートピアあるいはエレホンの視点から
現在へと向けられる批判はどのようなものか。
一緒に読み進めながら明らかにできればと思います。

もし時間の余裕があれば、
この前のカンファレンスでの僕の発表も
少し紹介できればと思います。
まさに今回の範囲に関わる発表でしたので。