2016年4月12日火曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第三十四回

読書会のお知らせです。

日時:4月19日(火曜日) 18時30分-21時
場所: 都内某所
テクスト:ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ『哲学とは何か』
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:第二部第七章「被知覚態、変様態、そして概念」282-296?頁
担当:大久保

前回から芸術を扱う第七章に入りました。
今回も引き続き第七章を読みます。

本章の冒頭でひとまずD&Gによる芸術の定義は済んでいるので、
今回の範囲は被知覚態perceptと変様態affectの具体的な例を
挙げる作業がひたすら続きます。
鑑賞者や創作者の知覚perceptionや変様=感情affectionや
オピニオンから離れて、非人間的なものとなった
被知覚態と変様態を、具体例を通して読者に何とかして
感じさせよう、というところでしょうか。

したがって、例として挙げられている作品を知らないと
読むのがなかなか辛い範囲でもあります。
絵画など参照しやすいものはその都度参照しながら、
読み進めることにしたいと思います。
また、カントやハイデガーといったこれまでの哲学者の
芸術論と何が異なっているのか、このへんも議論できればと
思います。