2015年7月6日月曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第二十六回

読書会のお知らせです。

日時:7月10日(金曜日) 18時30分-21時
場所: 都内某所
テクスト:ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ『哲学とは何か』
範囲:第二部第五章「ファンクティヴと概念」 215-226頁
      第六章「見通しと概念」227-?頁
担当:大久保

今回で第五章を読み終わり、第六章に入れそうです。
第五章に負けず劣らず、第六章もハードそうですが、
がんばんって読み進めていきましょう。

今回の範囲では、前回までの範囲に引き続き、
まず、哲学と科学の差異が問題になります。
第三の差異、言表行為の違いとして、
科学における記述の観点である部分観測者が、
哲学における概念的人物と比較されます。
そして、どちらもが結局のところ、
知覚やアフェクション(感情・情態)に関わるものとされ、
これらが規定される芸術の章まで
最終的な解決はお預けとなるようです。

第六章「見通しと概念」では、はじめ、
論理学や分析哲学でいう「概念」が、
D&Gにとってのファンクションであり
哲学の概念ではないということが
命題や「概念」の分析を通じて主張されます。
『意味の論理学』での議論を反復しながら、
論理学や分析哲学との対決をとおして
D&Gの概念を改めて規定していくようです。

彼らにとっての哲学の定義が「概念の創造」であることを
考えると、重要な範囲になりそうです。
かなり難解な箇所ですが、一緒に読んでいく中で
解きほぐしていきたいと思います。

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