2016年7月5日火曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第三十七回

早くも次回の読書会のご案内です。

日時:7月12日(火曜日) 18時30分-21時
場所: 都内某所
テクスト:ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ『哲学とは何か』
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:第二部第七章「被知覚態、変様態、そして概念」315-336?頁
担当:大久保

今回は都合により第二週に行います。

いよいよ今回で第七章を読み終わることができるかもしれません。 
希望的観測ですが。。。

前回の範囲で、「感覚存在」である芸術作品を構成する要素として
「肉」と「家」と「宇宙」が挙げられ、個々に分析されました。
そこでは主に例として挙げられていたのは絵画でしたが、
今回の範囲ではまず、文学や音楽を例として
これらの要素が分析されます。

次に、主に絵画の技法を例としながら、
合成=創作composition平面が
技術的なものと美的=感性的esthétiqueなものとに分類されます。
すなわち、感覚がマテリアルの中で実現される技術的平面と、
マテリアルが感覚のなかに移行する美的=感性的平面。
このへんは僕にもよく理解できていないので、
みなさんと読み進めながら理解を深めたいと思います。

今回たどり着けるかわかりませんが、第七章の最後では、
思考の三つの形態、哲学、科学、芸術が、
カオスとの闘いという観点から整理されます。
ここでは、三つの形態が総合されるわけではなく、
それぞれが特異なものであることが強調されます。
どちらかというと、結論への助走という面が強そうです。

いよいよ本書の終わりが見えてきましたね。
がんばって読み進めていきましょう。

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