2013年2月13日水曜日

ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』読書会 第一回

以前予告した読書会の詳細をお知らせします。
*読書会にご参加いただくには事前に登録が必要です。 


日時:2 月20日(水曜日) 18時30分-21時
場所: 赤坂アークヒルズ アーク森ビル
テクスト:ジ ル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ『哲学とは何か』
(財津理訳、河出書房新社、2012年)
範囲:
序論 「こうして結局は、かの問いは......」 7-25頁
担当: 大久保

場所は、これまで通り、アーク森ビルの一角をお借りします。

使用するテキストは、昨年出版された文庫版です。
どうも訳語が少し変わっている程度しか旧版から変更はないようなので、
旧版での参加も可能です。

今回は、まず最初に、ドゥルーズ、あるいはドゥルーズ&ガタリの
著作群の中での本書の位置づけを簡単に見たのち、
序論を読みたいと思います。

序論の前半では、哲学という営みが古代ギリシアにおいて
始まったとき、「友」という存在(「概念的人物」と呼ばれます)を
必要不可欠としたことが語られます。
ここにはすでに、哲学がなんら普遍的な営みではなく、
さまざまな特異な条件の下でのみ生じうる営み、出来事であることが
暗示されていると言えるでしょう。

後半では、哲学とは概念の創造であるというテーゼがまずポジティブに提示され、
他方で、今度はネガティブに、哲学は観照でも反省でもコミュニケーションでもないと
示されます。

いずれにせよ、ドゥルーズ&ガタリに慣れていない方には
冒頭から???という記述ばかりでしょうから、
少しずつ解きほぐしていきたいと思います。 

それでは、お楽しみに。

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